桔梗(ききょう)が咲き誇る【廬山寺(ろざんじ)】の源氏庭を見学した後、【京都御所】を訪問

京都

2021/7/11

桔梗(ききょう)が咲き誇ることで有名な蘆山寺(ろざんじ)の源氏庭を見学しました。

その後、近くに位置する京都御所を訪問。

アクセス

蘆山寺は、阪急河原町駅からバスで河原町通りを北に進み、府立医大病院前で下車し、徒歩4分。

京都御苑のすぐ隣に位置しています。

蘆山寺(ろざんじ)

蘆山寺は940年ごろ元三大師(がんざんだいし)良源(りょうげん)によって創建された天台宗のお寺です。

現在の地には1573年~1593年に移転してきたとのこと。

良源は、比叡山延暦寺の中興の祖を言われています。

命日が正月の三日であることから、 「元三大師」 の通称で親しまれています。

天台宗のお寺に行くと、角大師の魔よけの護符がよく販売されていますが、 角大師 は良源が夜叉になって疫病神を追い払った時の姿と言われています。

山門

山門前には「元三大師」と彫られた石柱があります。

蘆山寺は、紫式部が源氏物語を執筆した邸宅の址にあることでも有名です。

紫式部(970年ごろ~1019年)は、この地にあった邸宅で育ち、結婚生活を送ったとのこと。

手水の石が斜めに傾いており、年季を感じます。

大師堂

山門を入って正面には大師堂があります。

本堂

大師堂の右手の参道を奥に進むと、本堂があります。

紫式部の歌が刻まれた、歌碑。

源氏庭

本堂に入り、源氏庭を見学。

紫式部にちなんで、平安朝の庭園が再現されています。

白砂と苔の庭に、紫の桔梗(ききょう)が美しく咲いています。

桔梗は6月~9月末まで咲いているとのこと。

源氏庭を座って眺められるよう、席が用意されています。

源氏物語に出てくる「朝顔の花」は、桔梗のことを指しているようです。

万葉集で山上憶良が読んだ「朝顔の花」も、同じく桔梗だそうです。

廊下が鏡のようにきれいに磨かれていました。

桔梗を眺めながら、蘆山寺の本堂で静かなひとときを過ごしました。

京都御所

蘆山寺の見学後、近くにある京都御所を訪問。

京都御苑

広大な敷地の京都御苑の中に、京都御所があります。

まずは、蘆山寺近くの清和院御門から京都御苑に入ります。

京都御苑内は、とにかく広く、御所の入口である清所門にたどり着くまで、1kmほど歩きます。

京都御所

京都御所の清所門に入口に到着し、御所内に入りました。

御所は宮内庁の管轄で、入口では警察の方によって手荷物検査が実施されます。

平安時代の794年に遷都された際は、この場所より2km西に位置していたとのことで、この場所は1331年に御所となったそうです。

宜秋門(ぎしゅうもん)

立派な門が数多くあります。

御車寄(おくるまよせ)

公卿(くぎょう)、殿上人(てんじょうびと)など限られた人のみ利用できたとのこと。

諸大夫(しょだいぶ)の間

参内した人の控えの部屋。

格の高い順に、虎の間、鶴の間、桜の間と呼ばれる部屋が並んでいます。

部屋の格によって、畳縁の色と模様も異なります。

紫宸殿(ししんでん)

紫宸殿をとりまく塀は華やかな朱色です。

下の写真は紫宸殿の西側にあたる月華門。

紫宸殿の 南門

紫宸殿は、御所内で最も格式の高い正殿です。

明治、大正、昭和の天皇の即位の礼はこの建物内で執り行われたそうです。

紫宸殿からみて左側に左近の桜、右側に右近の橘が配置されています。

春興殿(しゅんこうでん)

大正天皇の即位の礼の際に造営された建物。

小御所

小御所前の庭

荘厳な御所の建物を見学させてもらい、改めて京都が古くからの都であることを実感しました。

おまけ

祇園祭りの時期だったため、山鉾の模型が大丸京都店で展示されていました。

まとめ

廬山寺では、みごとな桔梗の花をじっくり見ることができました。

季節を感じることができてよかったです。

京都御所は初めての訪問でしたが、広い敷地と荘厳な建築に圧倒されました。

京都御苑内にはまだ訪問したことがない施設が他にもあるので、別の機会に訪問したいです。

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